セラピードッグ訓練会

624訓練会

 6月24日は国際セラピードッグ協会での訓練会でした。
 午前中は3頭と、少し寂しかったですが、参加された方にとってはのびのびとしてやりやすかったのではないかと思います。
 午後は満員。
 小さなワンコさんが半数でした。
 一番小さい子は6ヶ月のヨークシャーテリア。ラブと並ぶと「同じ犬という種類でも、こんなに違う」の見本みたいで、とても可愛かったです。
 
 私は、大木先生の犬に対する考え方に非常に共感していますので、少しでも多くの方に来て頂きたいと思い、セラピードッグになるのはとても無理と思っておられる方にも、犬という生き物をどう扱ったら良いのか、ということを学ぶだけでも参加していただきたいと思っています。
 大木先生は「犬はこう扱えばこう反応するからこのように訓練すれば・・」というのではなく「こういうことをすれば犬が不快感を持つのでこうしてあげれば・・」というようにお話されます。 この違い、分かりますよね? 犬を研究対象のように扱わないで、感情のある生き物と認めています。
 大木先生の訓練は、アジリティのように華麗なジャンプがあるのでもなく、警察犬訓練のようにビシッ キビキビッとした仕上がりでもないので、一見地味で物足りなく思われるかも知れません。 ただ歩いているだけですもの。 でも、問題犬として遺棄された犬達を20頭以上救って、信じられないくらい穏やかな犬に変えていった訓練方法は、ぜひとも覚えていただきたいと思います。 
 この訓練会は、セラピードッグとして福祉活動に参加する犬と飼い主さんを支援するという目的はもちろんですが、たくさんの犬達が穏やかで優しい犬になってくれるようにという目的もあります。
 
 前回と変わり、今回からは「大木先生の訓練を受けたことがある方」と「大木先生の訓練を受けたことが無い方」という分け方になりました。 「大木先生の訓練を受けたことがある方」は、ウォーキングレッスンが自分なりにマスター出来たと思われた方に次のステップに進んでいただこう、というものです。
 セラピードッグになるには40の訓練があるそうです。それを毎回違うものを教えていただきます。 途中休んだり、途中から参加される方も、他の方と同じ訓練になりますので、抜かした分の訓練については後日検討します。
 大木先生に見ていただいて「この子なら」という子がいれば、国際セラピードッグ協会のセラピードッグ達に混じって実地訓練に参加していただくことも可能です。 訓練ばかりでなく、犬も飼い主さんもAATの現場に少しずつ慣れていっていただくことも肝心かと思いました。

 発情期などで来られない時や、訓練方法を習いたいけれど犬がやんちゃで連れて来られないという方に対して「犬の貸し出し」をすることも可能です。 訓練日の10日くらい前までにお問い合わせいただければ検討致します。
 
 国際セラピードッグ協会は、ご自分の協会の犬の訓練しかしていませんでした(ご近所のごく少数の犬の例外はあります)。 たくさんの訓練所や訓練士さんが訓練方法を教えて欲しくて大木先生のところにやって来ましたが、全部断られていたそうです。 ユナイテッドアカデミーというセラピードッグ訓練士養成学校の生徒さんにしか訓練方法を伝授していらっしゃいませんでした。 ユナイテッドアカデミーの生徒でもないのに、一般の人に訓練方法を教えていただけるという、このような素晴らしいチャンスにはぜひ飛びついてください。
 訓練に関しては大木先生に全面的にお任せしておりますが、企画運営はNPOラブラドール社会福祉協会ですので、ご意見お問い合わせは国際セラピードッグ協会ではなく、NPOラブラドール社会福祉協会にお願い致します。

 ご参加くださったワンちゃん達のブログを見つけましたのでご紹介しますね。
 みんな、頑張れっっ

http://ameblo.jp/noah/
http://ameblo.jp/an-billy-mama/
http://blog.livedoor.jp/ruripon_diary/