六本木ヒルズ

 父の日の前倒しで両親を連れてヒルズ見物に行って来ました。
 ヒルズには何度も行きましたし、展望台にも登りましたが、こんなに空いているのは初めてでびっくり。土曜日だというのにゆったりと見て回れました。 いつもながら展望台からの景色は素晴らしく、両親もずいぶん感激していました。
 ただ、52階までのエレベーターに乗っている途中で「このエレベーターはシンドラー社かしら?」と不安になりましたし、360度ガラスの展望台では「今地震が来たらこのビル大丈夫だろうか?」と思ったし、同じくらいの高さを飛んでいるヘリコプターを見ると「あれがテロだったら・・ここに突っ込んで来たら・・」と思ってしまった。 こういうことで人が少ないのかしら。 ヒルズがオープンしたすぐに娘と二人で来た時にはそんなこと考えもしないで、ただただ景色に見とれていたものだったけれど。
 まぁ、一人1,500円の入場料は高いし、一度見たからもういいやってこともあるでしょうけど。
 1,500円の入場料で、53階の森美術館で開催中の「アフリカ リミックス展」が見られるというので、それも見て来ました。
 森美術館のホームページでは「アフリカ リミックス展」のことを、『これまであまり知られることのなかった「今」のアフリカの魅力を大陸全土にわたる25カ国・84名のアーティストによる約140の作品で感じていただける展覧会です。』と書いてあったので、私のイメージとして原色が溢れる賑やかな展覧会と思っていたのですが、とんでもなかった。 怒りと悲しみの、悲惨な虐待の歴史を様々な手法で表現しているアートばかり目につきました。
 最初呑気に見て回っていた母がいつの間にか私にぴったりとくっついているので「何? お母さん、怖いの?」と聞くと「お化け屋敷みたいに何か出て来そうで見ていられない」と言っていました。
 美術というので絵画や彫刻、せいぜい陶器や織物程度のものかと思ってましたら、映像を駆使したイベントのようになっていて、驚きでした。
 展望台で東京都を眼下に見下ろしながらコーヒーをケーキを味わったのでお昼はお腹があまり空いていなかったので、軽食をと思ってセガフレード・ザネッティ・エスプレッソに行きました。コーヒーの店だからと言えばそれまでだけど、フォッカッチャはパサパサして美味しくなかったわ。
 帰り道で珍しく行列のある店を発見。 おやっ? と思ったら、話題のコールド・ストーン・クリーマリーでした。多分、娘と二人だったら並んでいたと思うけど、主人と両親の顔を見たら、とても並ぶとは思えなかったので諦めました。その内行こうっと。