[日記」鰻のにしむら

にしむら

 主人が急に「鰻が食べたい」というので、近場ということで「目黒区 鰻」で検索したら「にしむら」というのが目に留まりました。
 不動前は電車で一本だし、聞いたことがある名前だと思いながら行くと・・・普通の商店街のお総菜屋さんみたいでびっくり。 お店の人に「食べに来たんですが」と声をかけると、こちらへどうぞと調理場の奥に通されました。
 調理場の奥にはハシゴと言った方が良いくらいの急な階段があり、二階は四人掛けの小さなテーブルが四つだけ。
 メニューを見ると、本当に鰻しかない。
 うな重と、白焼きと、肝焼き。
 でも、すごく美味しかった!
 昨年は自由が丘と代官山に鰻を食べに行ったけれど、久々に「食べた〜〜」と言える味でした。
にしむらは八つ目鰻でも有名ということで、長男がお腹にいる時に主人の親戚の人が巣鴨から八つ目鰻を買って来て食べさせてくれたのを思い出しました。
 巣鴨のにしむらは姉妹店らしいです。
 
 満腹した後で、折角だからとお不動様へお詣りに。
 門にいらした仁王様を見てすごく懐かしかった。
 小学校の時、写生大会があってどこかのお寺に行きましたが、その時、亡くなった幼なじみの石橋君が私に「クレヨンを貸してくれ」と言いました。
 仁王様は灰色で、私は自分が灰色を使うからと言って石橋君には焦げ茶色を貸してあげたのです。すると、その焦げ茶色で描かれた石橋君の仁王様が「焦げ茶色で力強い表現だ」と評価を受けて、大会で賞を取ったのです。
 今では彼の絵が素晴らしかったからだと分かりますが、当時は、彼にグレーを貸してあげれば自分が賞を取れたかもと悔しく思ったものです。(笑)
 のんびりと境内で休んでから脇道から帰ろうとしたら、そこに役行者の像がありました。
江戸時代の作だそうですが、こちらに何かを訴えかけるような不思議な雰囲気の像でした。
 役行者・・・修験道の開祖。
 私の守護霊様だと思われる熊畑のお祖父さんは修験者でした。
 私の家を新築した時、母が「お祖父さんから教わったおまじない」と言って、縦横に線を引いた紙を持って来て玄関の上に貼ってくれましたが(母はおまじないとしか認識していませんでしたが)調べてみるとそれは target="_blank"九字を記したものでした。
 パソコン通信時代、この九字に惹かれて何度か印を結ぶ練習をしたことがありましたが、また興味が湧いて来ました。
 熊畑のお祖父さんは発明じいさんとも呼ばれ、ライト兄弟の飛行機の写真を新聞で見て、設計図も無しに同じ飛行機を作って実際に飛ばすことが出来たという凄い人だったと母から聞いています。
 私の息子が特許の仕事についているのも、何かの縁かも。