物の値段

ロング衿


 販売されている物には当然のことながら価格というものがあります。

 安いということには理由があります。

 革の場合、価格の一番大きな部分を占めるのは革の値段です。
 安い革コートは当然ながら革が悪いことが多い。
 大手が大量生産している物も、気になるのであちこちで見て回ったりしていますが、コーティングを厚くしている物が目立ちます。
 牛革や羊革など放牧してある物は革に傷がついていることがあります。 多少の傷は許容範囲内になりますが、大きな傷の場合は価値が下がる。それをごまかすために革の上から”塗る”のです。
 革は毛穴があり、それが着心地にも関連してくるのですがコーティングされた物は通気性も無くなりますし重くもなります。長く着ていると塗装が剥げた状態にもなってきます。
 ロングコートの場合も、ただ「長い」というだけでなく、どのくらい長いのか、幅はどうなのかを見てください。

 当社のメンズロングコートは革をたっぷりと使ってあり、スタイルも良く、歩きやすいです。
しかも、軽い革で作ってあるので、ロングなのにあまり重くありません。
 革の質、なめし、縫製、革の量・・・・

 高いということにも理由があります。



               by (株)ビーウェルインターナショナル 山口信行