犬の上下関係

 シュ太が一才半の時に子犬のルイがやってきて、それ以来シュ太はルイの”甘やかすだけでどう躾けたら良いか分からないお父さん”状態でした。 つまり、本当は強いのに全部ルイの言うことを聞いてあげていて、でも、食事や散歩の時などここは譲れないという時にはルイを押しのけて先に進んだり。
 それがシュ太が病気になると力関係が変わりました。
 ルイが側にいると食事にも近づけない、散歩なのに玄関に近づけない。
 ルイはルイで良い気になってウーーッと低い声で威嚇する。
 今までもたまにルイが唸ったりしてましたけど、あれは、シュ太が怖かった時(ルイの横で立ち上がるだけなんだけど大きいから怖かったみたい)とか、水飲みに行きたいのにシュ太がどいてくれないとか、そういう時だったのですが、唸る声の調子が変わってました。
 世代交代かね、と思ってましたが、それでも散歩の時にはシュ太を先にしてあげなくてはと、私がルイを廊下の奥に呼び、マテをさせている間に主人がシュ太を玄関に連れて行きということをしていました。
 それがここ数日、シュ太がめきめきと元気なり、それにつれてまた元のように散歩の時など平気でルイを押しのけるようにシュ太が先に出てくるようになりました。
 シュ太とルイの関係を見ていてもシュ太の回復ぶりが分かります。