NHK課外授業

 昨日またシルヴァーウイングに国際セラピードッグ協会のセラピー活動を見せていただきに行ってきました。
昨日は現在セラピードッグになるための訓練中の方達もご一緒です。 訓練中の方には実際の活動を見ていただき、ある程度訓練の進んだ子は国際セラピードッグ協会の活動に混ぜていただいて練習し、その内NPOラブラドール社会福祉協会としてまとまった活動をする予定でいます。
 昨日見損なったので、今朝「NHK課外授業 ようこそ先輩」の再放送を見ました。
 昨年初めて大木トオルさんにお会いした時、犬の訓練方法、スタッフの礼儀正しさ、大木さんのお人柄にすっかり感銘を受けましたが、今朝の放映を見て、更に大木さんの素晴らしさを再認識しました。 
 セラピー活動の時、大木さんは心から認知症の患者さんに対して「がんばれっ 良くなれっ」という態度で接していらっしゃいますが、その真摯な接し方は子どもに対しても同じで、心から子どもたちを応援しているのが分かりました。
 「ブルースはsoulだ。心の応援歌だ」とおっしゃってましたが、大木さんにはsoulがあります。


 昨日のセラピー活動見学会の時に「AAAとAATの違いが知りたい」とおっしゃっておられる方がいらっしゃいました。
 AAAは動物介在活動であり、AATは動物介在療法。 つまり、AATは人間の病気を治療するものなんです。
 AATと認定されるには人間の医師が参加し「確かに治療として効果があった」と認めて貰わなくてはなりません。
が、そういう効果が出るには一番問題なのは犬の訓練よりもトレーナーの心にあるように思います。
 犬に触っているだけで認知症が改善されるのであれば、犬を飼っている家には認知症の患者は出ないという理屈になりますが、それは有り得ない。 
 国際セラピードッグ協会のトレーナー(犬を連れている人)は、大木さんと共に患者さんが少しでも良くなるようにと心を込めて犬を指導していました。
 「○○さん、今日はゴローを連れて来ましたよ。名前を呼んであげてください。ゴローですよ。ゴローって言ってみていただけませんか」
 「○○さん、ゴローを撫でて下さってありがとうございます。今度は左手で撫でてあげてくださいませんか。ゴローは左手で撫でられるのが好きなんです。」
 こういう風に誘導し、声を引き出し、左手が動くように仕掛けます。
 むっつり黙ったままの人が笑顔で犬の名前を呼ぶようになったり、寝たきりだった人が座れるようになり、歩けなかった人が歩けるようになるのを見ると、奇跡のようです。
 これは、犬を触っていれば良いというのではなく、犬を介在しての治療なのです。
 この素晴らしい奇跡が、日本中に起きて欲しい。 もっと、セラピードッグと、セラピー活動をしたいと言う人が増えて欲しいです。


大木さんのテレビをご覧になられた方を発見しました。 テレビの内容については私よりもっと詳しく書いてありますのでご覧ください。
http://ficskokoro.blogzine.jp/nog/2006/10/post_432d.html
http://blog.livedoor.jp/nagata31/archives/50736377.html